うつ病の睡眠障害はなぜ起こるのでしょう?
うつ病の症状の一つである睡眠障害。
これって、なぜ起こるのでしょうか?
睡眠障害や不眠の原因について見ましょう?
うつ病の睡眠障害
睡眠障害や不眠は、うつ病患者さんであれば、必ずと言って良いほど悩みの一つでもありますよね。
この睡眠障害に関しては、眠れない(不眠)、また反対に寝過ぎてしまう過眠という症状があります。
これは、うつ病の診断基準としている、ICD-10やDSM-Ⅳなどにも項目が挙がっています。
お医者さんの中には、不眠とうつ病は別物と思っている方もいるようです。
でも、実際には、患者さんが一番分かると思います。
うつ状態が酷くなってきて、不眠も続く、反対にうつ病になってから睡眠障害になったと言う経験をしている人が多いのではないでしょうか?
睡眠障害がなぜうつ病と同時に?
うつ病になると、どうして睡眠障害が起こるのでしょうか?
うつ病って、まず精神エネルギーといったような、生命エネルギーが低下してしまうからだと言われています。
様々なエネルギーが落ちてしまって、人間にとって重要な欲求である生理的欲求が落ちていきます。
では、「生理的欲求」ってなんでしょう?
これが、食欲、性欲、睡眠欲の三大欲求と言われるものです。
なので、うつ病になると、もちろん食欲も少なくなります。反対に過食になることもありますが…。
そして、性欲もなくなる事が多いですね。男性ではEDになる人もいます。
睡眠欲に関しては、寝られない事が多い(入眠障害)、寝てもすぐに起きる(中途覚醒)、朝すごく早くに起きてしまう(早朝覚醒)があります。
うつ病の患者さんは、これらの3つを併せ持って不眠症に悩んでいる人が多いようです。
私の場合
私が入院をしていたときには、入眠障害、そして早朝覚醒が続いていました。
今は、中途覚醒と早朝覚醒ですね。
入眠に関しては、薬を飲んでから、少し時間をおいて布団に入ると比較的早くに眠ることが出来るようになりました。
以前にも書いたと想いますが、今、一番困っているのが、中途覚醒ですね。
寝て1時間か2時間すると目が覚めてしまいます。
これが、何度か続きます。
朝起きたときは、ある程度ハッキリしていますが、やはり眠気は多少あります。
でも、今はなるべく起きるようにしています。
睡眠時間が少ないので、今は昼間眠くなったら、必ず昼寝をしています。
急に眠たくなるので、キツいんです。
昼寝は、必ず1回はします。日によっては、3回ほど眠ることもあります。
時間帯は、バラバラですね。
結構、倒れるように眠りに入ります。
でも、昼寝の時は、布団には入りません。
布団に入ってしまうと意識(潜在意識)が、完全に寝るモードに入ってしまうので、今は昼寝だから落ちちゃダメだよ。
と、教えるためにも…。
うつ病の睡眠障害を改善するには?
うつ病に伴っている睡眠障害の場合は、うつ病が改善することで、睡眠障害も良くなっていく事が多いです。
でも、うつ病は簡単には、治ってくれません。
軽いうつ病であったとしても、数ヶ月かかることもあります。
なので、お薬だけでは改善しないかもしれません。
自分で改善するための努力も必要になりますね。
睡眠障害を改善する
睡眠障害になるのは、何らかの眠ることが出来ない要素を日中に行っているのかも知れません。
例えば、私なら、起きている間は、PCの前に座って画面を見続けている。寝る直前まで見ています。
本当は、本が読めると良いのですが、本は集中しないといけないので、なかなか難しいです。
でも、小説とかは、話が面白くなって、引き込まれる事があるので、逆効果かもです。
それと、スマホなども影響している部分もあると思います。
眠たくなるまでの間にと思って、スマホでYouTubeなどを見てしまったり…。
YouTubeで面白い動画があるとじっくりと見入ってしまって、眠れない原因になっているのかもしれませんね?
私は、コーヒーやお茶を飲んでも、カフェインのせいで眠れなくなることは昔からありませんでした。
ある意味、コーヒー中毒なんですね。
1日コーヒーを飲まないと落ち着きません。
これもある意味、依存症なんでしょうね?
私はお酒は飲みませんが、お酒もあまり睡眠には、良くないと言われています。
後は、たばこやお菓子なども睡眠に影響を与えるようです。
睡眠の質といった意味で言えば、上記のような行為は、悪化させる行為だそうです。
気をつけたいですね。
では、どうすれば、良い睡眠状態に導くことができるのでしょうか?
質の良い睡眠をとるには
睡眠障害を少しでも、良くするためには、少なからず自分でも努力はしないといけませんね。
でも、うつ病が酷いときは、何もする気になれませんからね。
私はそんなとき、布団に入って丸まってました。
知らない間に寝ていることも多かったです。
反対に質の悪い睡眠とは、寝ても寝ても疲れがとれなかったり、十分寝たはずなのに、目覚めが悪かったり、夜中に何度か起きてしまったり、何だかやる気が出ないだとか、いろいろとあります。
これらに当てはまるのであれば、睡眠の質が悪くなっている事は間違いないでしょう。
起きているときに、こんな事していませんか?
- 蛍光灯が明るすぎる
- カフェインを含む飲み物を夜に飲む
- 夜遅くなってからの食事
- 夜に激しい運動
- 熱いお風呂に入ってる
- etc.
これ、結構睡眠の質を下げていますよ。
それと、寝具に気を遣っていますか?
一番は、枕だと言われています。
私は、ずっと低反発枕を使用しています。
この枕にも原因があるかもしれません。
枕もあまり柔らかいのは、良くないみたいです。
今は、枕もオーダーができる時代になりました。
お値段は、決して安いものではありませんが、心地よい睡眠がとれるのであれば、1万円程度は安いものだと思います。
私も作りたいと思っています。
それと、布団もあまりふかふかのものは避けた方が良いようですよ。
良い睡眠って、本当に大事ですよね。
昔、私も睡眠に関して、ちょっとだけ勉強したことがありました。
その時は、うつ病じゃなかったんですけれどね。
潜在意識に興味を持っていました。
「成功法則」とか大好き人間でしたね。
潜在意識を操るには、質のよい睡眠をとらないといけないと言うことで、いろいろと工夫してました。
それこそ、アイマスクをしたり、カーテンを厚手の光遮断のものにしたり、布団を固いマットに変えたり、寝る時間も工夫してました。
睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠があることは、あなたもご存じかと思います。
良い睡眠のためには、このレム睡眠(体を休息させる)とノンレム睡眠(脳を休息させる)をバランスよくとると良いとされています。
これは、うつ病になるとなかなか難しくなっちゃいますよね。大概が昼夜逆転するようになりますから…。
私もうつ病になりたての頃は、そうでした。
テレビを朝まで見ていて、そこから寝る…、また夜中に目がらんらんとして、朝までテレビ状態。
その頃は、何もすることが無かったので、よくケーブルテレビの映画を毎日流しっぱなしでした。
もう、完全に夜型に変わりました。
食事も摂ったり摂らなかったり。
汚い話ですが、お風呂にも入らない、歯も磨かない…。
そんな状態が続きました。
おかげで、今は歯医者通い。
高い治療費でした。
歯もなくしました。
今では、後悔でしかありません。
さて、話を少し戻します。
ぐっすり眠るためには、
- 就寝前に軽い運動をする
- カフェインを避ける
- 夜は蛍光灯の明かりを暖色系にする
- 音を遮断するために耳栓をする
- 眠る前のパソコンやスマホなどを避ける
などが、簡単にできるところでしょうか?
今までこういう習慣が無い人が、これを実践するだけで、変化は感じると思います。
今の私の部屋、遮断カーテンじゃないんですよ。
結構日当たりも良いので、朝日がドーンと入ってきます。
寝ていられません。
そう言ったことを考えた事も無かったので、いつまでたっても治らないのかもしれませんね。
来月には、今のところから引っ越しますので、引っ越し先では、きちんと遮断カーテンにします。
そして、枕も新調しようかと…。
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独り言
今日も、タイトルから少し離れたような気がしないでもありませんが(汗)
うつ病の睡眠障害はなぜ起こるのかは、少しだけ理解して頂けたかなと思いますが…。
睡眠障害は、苦しいです。
きちんと、お勤めの方なら、すごく辛いですよね。
私も、仕事中に倒れた事がありました。
歩きながら寝ている。
そんな状態でいました。
眠くて眠くて、どうしようもありませんでした。
「ナルコレプシー」じゃないかと思ったくらいです。
ご存じですか、生活しているいろいろな場面で、ホントに突然、ものすごい眠気に襲われてしまう病気です。
このナルコレプシーも、ある意味うつ病と通じるところがあるかも知れませんね。
またこの睡眠障害に関して、別記事を書こうと思っています。
睡眠の本みたいなものを買いましたので…。