非定型うつ病はただの甘えなのか?過食や過眠も症状のうち?治療はどうする!?
最近、新型うつ病、非定型うつ病という文字を見ることが多くなりました。
でもなぜだか、普通のうつ病よりも一般的には、風当たりが強いように思います。
非定型うつ病は、本当に…
わがままなんでしょうか?
嘘つきなんでしょうか?
甘えているだけなのでしょうか?
非定型うつ病の場合は、今まで何も問題がなかったのに、突然変化を見せることが多いようです。
性格をタイプ別にするとしたら
- よい子タイプ
- 周りの評価を裏切らないように無理をしてでも頑張るタイプ
- 自己主張をあまりしないタイプ
これらの性格の人が、「非定型うつ病」になる事が多いみたいですね。
また、非定型うつ病になるのは、若い人や女性に多いことが知られています。
特に女性に多いみたいです。
非定型うつ病は甘えなのか!?
どんな精神的な病であっても、人によっては甘えととる人も多いですね。
非定型うつ病の場合は、大うつ病などと異なり、何かイヤなことがあったりしたとき、また仕事や学校に行く時に気分が重たくなったりします。でも、趣味や楽しいこと、嬉しいことがあると気分が上がる傾向にあるようです。
そのため、周りにはうつ病は甘えととられることも多いです。
ネットでも新型うつ病、非定型うつ病の患者さんに対して、いろいろと、心ない言葉を投げかけてくる人がいますね…。言葉に関しては、あまりにも酷いので、ここでは記しません。
うつ病の当事者である、患者さんにとっては、本当にツラいことです。
心ない言葉は、確実に人を傷つけます。
心に深い傷を残す場合もあります。
それで、自殺に追い込まれるという場合も多いです。
健常者の人でも、傷つくことありませんか!?
例えば、顔や体型など容姿のこと、また親のことだったり、子どもの事だったり…。
いろいろと言われると、へこむ事も多いはずです。
うつ病となると、そのへこみ具合はさらに大きなものになります。
あなたにも、ひとつだけ知っておいていただきたい事があります。
非定型うつ病の特徴として、気分反応性というものがあります。
先ほど上げた、何かイヤなことがあったりしたとき…、の下りの部分なんですが、普通のうつ病と呼ばれているうつとはまた少し違うようです。
なので、遊びとなると元気になったり、帰宅する頃に元気になったりする事が多いみたいですね。
それが一般の人たちにすれば、甘えや仮病であると思われる行動なのでしょうが…。
でも、非定型うつ病は、そういった病気なのです。
決して本人は、意識してそのような行動をとっているわけではなく、病気がそうさせています。もし意識してやっているのであれば、ものすごく精神的に疲れると思います…。
なので自分では制御できなくて、体力的にも精神的にもツラい思いをしているのです。「やらなきゃ!」「これじゃダメだ!」と本人は分かってはいるのですが、勝手に落ち込みがやってくるのです。
結構、その状態って苦しいと思います。
これは、やはり自分がその立場になってみないと分からない部分ではあります。でも、ほんの少しだけ心穏やかに、見守ってあげてもらえませんか?
本人も甘えて、そういう行動を取っているわけではありませんから…。
でも、甘やかし放題は禁物です。
一般的にうつ病と呼ばれている人たちの場合の接し方において、プレッシャーを与えないようにする事が必要と言われています。
この辺は、非定型うつ病の場合に関しては、ちょっと違ってくるようですね。
少しだけプレッシャーを与える方が、治りが早いと言うことが言われています。
これは、医師の話なので、間違いないと思います。
言葉はできるだけ優しく、「これは自分でやろうよ」とか「これはちょっと頑張ってね」と、ちょっとだけ厳しく接することも必要です。
非定型うつ病の治療法
非定型うつ病の治療法に関しては、通常のうつ病と変わらず、まずは抗うつ薬の服用から始まります。そして意外に効果があるのが、心理療法的な治療のようです。
あと、非定型うつ病の特徴として、過眠や過食になることが多いです。
特に過眠になった場合、生活リズムが少しずつ乱れていきます。この時間のズレ方は、後ろに時間軸がずれるのですね。
そうすると、夜中起きていて、昼間寝ている。
夜行性とか夜鷹とか言われる状況でしょうか?
これは、私もあるのですが、寝過ぎてしまった場合は、『今日も何もできなかった』と後悔することが多く、気持ち的にもドンと落ちていきます。
なので、それを防ぐ方法として、寝る時間は22時と決めて、起きる時間は6時や7時などと決める「生活リズムを守る事」が大切になってきます。
睡眠時間に関しては、人それぞれ必要時間が違ってきますので、上記の22時睡眠、7時起床は必ずしも一緒にはなりません。
この必要睡眠時間を出すには、臥床時間(布団に入る時間)と睡眠時間、起床時間の記録が必要です。
何時に寝て、何時に起きて、何時間布団に入っていたのか?
これらを調べることで、自分が必要とする睡眠時間が分かります。
今の私は、相当バラバラになってます。
ある日の睡眠時間は、3.25時間、また別の日は8.5時間だったり…。
睡眠時間が短いときは、昼寝をします。
起きていられないんですよね(汗)
多分、昼寝で睡眠の足りない時間を補っているのだと思います。
ただ、仕事の関係でどうしても、時間を決めてもその時間に寝られないなどと言うこともあるでしょうね。
私も勤めていたときは、早番、遅番とありましたので、睡眠時間は本当にグチャグチャでしたね。
仕事時間に、倒れたこともありました。
歩きながら、フッと意識がなくなった感じでしょうか?
身体は動いているのにも拘わらず、寝ちゃったんですね^^
自分でもビックリしましたけど、本当に毎日が睡眠不足でしたから…。
まあ仕事か釣りかって感じで、頑張っていた頃ですね。
非定型うつ病には、部屋の掃除も有効的!
部屋が汚いのは、うつ病に限らず、あまり良い状態ではありません。
私も人の事は言えませんが、できるだけトイレも含め、最低でも週に2回は掃除機をかけるようにしています。
まあ部屋やトイレがキレイになれば、気分的にも変わってきます。
トイレは特に!
でもうつが酷い時は、部屋の中は散らかし放題でした。
何もやる気が起きなかったり、寝てばっかりでしたから…。
さすがに足の踏み場がないほどの汚さではありませんでしたが、近いものはありました。
それに、いつも掃除をしようと思っていても、気持ちだけ焦って、なかなか身体が動かない。そんな状況でしたね。
掃除がきちんと出来ているときは、できないと、自分を責めることもなくなります。
その分、大分気持ちも楽になりますしね。
何事についても言えると思うのですが、仕事に行くと体調が悪くなって、自分が夢中になれる、趣味など楽しいことだと気持ちが晴れている、そんな状況であっても、自分を責める事はないと思います。
でも、これって非定型うつ病の人だけじゃなく、健常者の方でも同じような気分になることってあるのではないでしょうか?
自分が楽しいと思うことを、楽しめるって素敵じゃないですか!?
その気持ち大事にしませんか^^?
今、できる事。
なんでもいいと思います。そこから始めて、非定型うつ病を軽くしていきませんか?
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独り言
非定型うつ病は、薬物療法だけで解決するとは言えず、どちらかと言うと、治療の要になるのは、カウンセリングや認知行動療法といった精神療法が中心になるみたいですね。
私は定型うつ病なので、薬物治療が主ですが、今はカウンセリングも併せてやっています。まあほとんどが、睡眠に関してのカウンセリングなのですが…。
退院してから、やっぱりウツがまた出てきて、睡眠時間も相当ズレてきました。雪が降ると自然に家から出たくなくなるんですよね。
本当に困ったものです。
なんのための入院だったのか…。
でも、努力だけはするようにしています。
出来ないときは、全く出来ませんが…。
毎日の睡眠状態をもう少し、自分なりに分析して実行しないとならないと思います。
例えば、今は入眠時間がどんどん後ろにズレてきて、寝る前の薬を夜の11時くらいに飲んでも朝方3時頃まで起きていることが多くなりました。
なので、まずはそこを修正しなければ、いけません。
以前のように夜10時になったら、眠剤などの寝る前の薬を飲んで、10時半には、お布団に入るといったような事ですね。
そして、昼間起きているときに、ストレッチや筋トレ、散歩などをして身体を動かさないといけません。せっかく5㎏も痩せたのに、なんのための入院だったのか?また元の木阿弥です。
ホントにこんな自分がイヤになります…。
でも、これも誰でもない自分自身なんですよね。
そんな時は、鏡に映る自分がすごく嫌です。
また、明日診察です。
朝7時45分のバスに乗って、病院に着くのが11時頃。
午前中の診察を受けて、午後1時からカウンセリングです。
なので、今日は早めに寝ます^^