冬季うつ病かもしれないチェックリストでチェック!
うつ病には、いろいろと種類があります。
最近、特に細かく分類分けされてきたような気がしますね。
今日お伝えする、「冬季うつ病」、これも昔はなかったんじゃないでしょうか?
うつ病の様々な種類に関しては、また別記事で書こうと思っています。
今日は、冬季うつ病に関して簡単に見ていきましょう。
冬季うつ病とはどんな病状?
冬になると、憂うつになったり、気分が落ち込んだり、引きこもり気味になったりしませんか?
私は、顕著です。
冬が嫌いと言うか、雪が嫌いで東京に逃げた口なので…。
冬季うつ病は、文字からも察することができますが、冬の期間に現れるうつ病ですね。
正しくは、「季節性情動障害」「季節性感情障害」などと呼ばれています。
冬季うつ病が現れる時期は、10月~12月にかけてで、この期間だけ(例外もあります)うつ症状が現れます。そして、暖かくなる春先になったら回復します。
この冬季うつ病は、季節性のものであって、一般的に呼ばれているうつ病とは性質が違うものです。
冬季うつ病は、男性・女性比を見てみると圧倒的に女性が多いです。
通常のうつ病は、比率でいうと1:2ですが、冬季うつ病では、1:4以上になるみたいですね。
普通のうつ病に関しても、女性が圧倒的に多いですね。
そして、この冬季うつ病は、一過性のものではなく、毎年この時期になると、うつっぽくなるというような周期性を持っているのが特徴です。
逆バージョンとして、夏季うつと呼ばれる、夏うつもあります。最近は、春うつも出てきましたね。
でも、一番現れて重い?のは、冬うつです。
私もやはり、気分的にすぐれないのは、冬になります。一番きついですね。
私の場合は、過眠がひどくなります。
一日中寝ていることが多くなります。寝ていられるのだから楽だろうと思われる方もいるかもしれませんが、実際には辛いですよ。
起きて何かしたくても、できないんですから…。
こうやってブログを書くこともできません。
本当に眠くて眠くて…。
寝る前に睡眠薬などを飲むんですが、あまり効いてないのでしょうね。寝てから1~2時間で目が覚めるんですよ。
そして、少し起きているんですが、また急な眠気が襲ってきて、倒れるように布団に潜り込みます。でも、またすぐに目が覚めちゃうんです。
だったら、起きてようと思って、コーヒーを淹れて飲むのですが…、また眠くなってバタンです。
寝てるんだけど、眠れてない、そんな感じです。
本当にキツいです。
ちょっと話がズレましたが、この冬季うつ病の場合は、うつ病と治療方法も少しだけ異なってきます。
冬季うつ病の治療法は?
冬季うつ病では、天候のなどの関係で、日光に照らされている時間が少なくなります。
陽が昇るのが遅かったり、陽が沈むのが早かったりで陽に当たることが普通に短くなりますよね。
なので、日光の手助けをする、高照度の光を出す機械を使って、毎日一定時間浴びる高照度光療法といったものが、主になる治療が行われます。
冬季うつ病でも、主に薬物療法が中心ですが、医師の判断によって高照度光療法も併用されます。
高照度光療法は、2500ルクス以上の光を浴びることで、自律神経に影響を与えて、それと同時に交感神経の働きを活発にして、血圧、体温を上昇させることで身体の周期を正常に戻します。
体内時計をリセットすると言うことですね。
だから、朝の散歩が良いと言われるのでしょう。
真夏の日中の太陽が、10万ルクスと言われています。
冬の日中の太陽が、5万ルクスです。
晴天時の日陰では、1万ルクスです。
本当は、これくらいの光に当たらないといけないのでしょうが、高照度光療法では、10万ルクスの光は、必要ありません。
先にも書きましたが、2500ルクスは最低必要です。
でも、このクラスだと最低1時間は、光に当たっていないと行けないようです。
なので、病院で使用されている高照度光照射装置では、1万ルクス程度のものが使われているようです。
この高照度光照射装置は、市販もされています。
たぶん、病院で使っているものと同等品だと思います。
医療用ではありませんが…。
いくつかご紹介させて頂きますね。
取り敢えずですが、5つだけ。
お値段は、昔よりも値段が安いものが出ているので手も出しやすいですね。
でも、これで改善されるなら、安いものだと思います。
病院でも、これらと同じような照射装置を使って光に、30分~1時間くらい当たります。
冬場は、こういったもので無理にでも光に当たることが必要かもしれませんね。
最近は、本当に日が落ちるのが早いです。
午後3時半位から、もう暗くなりますよね。
朝も明るくなるのが、遅いです。
だから、寂しい気持ちになったり憂鬱になったりするのかもしれません。
冬季うつ病になぜなるのか?
これもまだ、本当の意味での冬季うつ病の原因は分かっていません。
冬季うつ病は、日照時間の低下が原因では?と言われています。
でも、これも仮説に過ぎません。
そして、高照度光療法を受けることによって、良くなっていく事が、正しいのかも正確には分からないようです。
可能性として、冬季うつ病は、睡眠と覚醒リズム(既日リズム)の状態が正しく行われない状態にあるので、光を照射することによって元に戻すといった働きがあるのでは?と考えられています。
この光照射療法は、朝に行うのが最も効果的なようです。要するに太陽さんが出てくる時間だからですね。
朝に光を浴びることは、睡眠と覚醒のリズムをリセットする働きがあると言われています。こんなところからも冬季うつ病が既日リズムの異状であることが伺われます。
冬季うつ病は、セロトニンの低下が原因、メラトニンの低下が原因なのかとか言われていますが、どれも明確な原因は分かっていないといった実情でしょう。
昔の人たちは、太陽さんが沈んだら「寝て」、太陽さんが昇ったら「起きる」、これが普通だったのですよね。
なので、その昔には「うつ病」という病気は、全く無かったとは言えないでしょうが、非常に少なかったのではないでしょうか?
健康的な生き方ですよね。
私もそうなりたいです…。
どちらにしても、お日様に当たることが大事だと言うことですね。
私は、うつ病が酷かったときは、ほとんど引きこもりで、窓のカーテンすら開けませんでした。と言うのも、以前住んでいたアパートは、目の前もアパートだったんです。
カーテンを開ければ、向かいの部屋が見えてしまうんですよ。と言うことは、こちらも見られている…。そう感じてました。
でも、通常であれば、あまり気にならない事だったと言うことが、今なら分かって来ました。
人間って、結構人のことって気にしていないことが多いです。それだけ余裕がないのかも知れませんが…。
実際に、今日10分前に道で通り過ぎた人の事を思い浮かべられますか?
仕事柄、人の事を良く見ていないといけない、ガードマンとか、なんとかGメンとか警察官などは違うのかもしれませんが、ほとんどの一般人の場合、思い出せないんじゃないでしょうか?
サバン症候群のような方は、別です。
あの才能は、本当に凄いと思います。
ご本人たちは、それで苦しんでいるのかもしれませんが、私は正直、羨ましいと思ったりします。
それだけ、自分に自信がないのでしょうね。
早く、寛解にまでいきたいです。
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冬季うつ病かもしれないチェックリストでチェックしてみる
冬季うつ病かどうかをチェックする方法はあるのでしょうか?
これは、チェックリストがあります。
そのチェックリストで、ご自分をチェックされてみると良いかもしれません。
ただし、あくまでも指標の一つでしかありません。
チェックリストにもいろいろと種類があります。
いくつかのチェックリストを試してみるのが良いと思います。
【冬季うつ病の簡易チェックリスト】
○冬の時期になると、うつっぽくなって落ち込むことが多い
○いくら寝ても、眠くてたまらない
○ご飯やパンなどの炭水化物、そして甘いものが食べたくなる
○眠気のせいか、仕事・家事が集中して出来ない
○春が近づくと元気になる
○睡眠時間が夏場よりも、随分長くなった
○朝日を浴びたときは、元気になれる気がする
○身体が重く、憂うつ感で、朝布団からでる事ができない
○好きだった趣味、読書などに没頭出来なくなった
○人付き合いが面倒になって、外にも出なくなった
これらの症状が2年間以上、冬が来るときに続くようであれば、冬季うつと考えてよいかもしれません。
あくまで、チェックリストです。
もし、これらの全てに当てはまっていなくとも、今現在、大変な思いをしているのであれば、精神科か心療内科に行くことが必要かもしれません。
心療内科か精神科、どちらにするか?
私は、精神科をお勧めします。
やはり、専門医で経験のある先生が多いと思いますので安心できます。
私の通っている病院では、この8年間で担当医が6人の先生が変わりました。
あり得ないですよね^^
まあ、そんな病院もあるって事です。
こればかりは、仕方ありません。
私は、今通っている病院が予約制じゃないのが気に入ってます。
具合が悪くて動けないときもあったりしますから…。
上のチェックリストは、本当に簡易的なものです。
もっと具体的に、今の状況をより詳しく把握したいのであれば、DSM-5もしくは、ICDといううつ病の診断テストを探すといいと思います。
今現在、世界的に主流なうつ病診断基準の2つです。
DSM (Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)
ICD (International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems)
DSMは、アメリカ精神医学会が発表している診断基準です。
ICDは、WHO(世界保健機関)の診断基準になります。
今は、DSMに関しては、DSM-V 第5版です。
ICDは、10版ですね。
ただ、この二つに関しては、相当進んだうつ病に対してのチェックシートになるみたいです。
私は、DSM-Ⅳをやったと思います。
ほとんどに高い点数のところにチェックが入っていました。
この2つ以外にも、少し軽めのうつ病チェックシートもあります。
日本で作られたものですが、東邦大式(SRQ-D)自己診断チェックシートです。
SRQ-D(Self-Rating Questionnair For Depression)が、正式名称ですね。
このチェックシートは、軽症うつ病発見に役立ちます。
冬季うつ病などにも、有益です。
分かりやすい、自己診断チェックシートは、⇒こちらです。
こちらの、簡易抑うつ症状尺度(QSDS-J)も良いと思います。
こちらは、DSM-Ⅳの診断基準に対応しています。
一応、今現在の世界的な診断基準と簡易自己診断チェックシートをご紹介させて頂きました。
テストをして、心配になるようでしたら、早めに精神科を受診して下さいね。
独り言
今日の北海道は、雪です。
明日は、関東方面でも雪が積もるような事を言っていました。交通機関が心配ですね。
車では、なるべく出かけないようにして欲しいですね。
でも、雪ちょっと早すぎます。
もう少し、秋を楽しみたかった…。
雪が降ると、気分的にすごく寂しくなります。
水道の水も手が痛くなるほど、冷たいです。
あなたの家では、暖房つけてますか?
私のところは、10月の末から、ずっとついてます。
うつ病のチェックシートに関してですが、本当はPDFにでもして上げようかなと思ったのですが、著作権等に引っかかりそうなので、止めました。
それにネット上では、チェックをいれると勝手に判断してくれますから、楽です。
例えば、こちらもその一つ⇒http://utsucheck.cocooru.com/ DSM-Ⅳの大うつ病診断の基準を参考にして作られたものです。
2分程度の時間で、今の状態が分かります。
テストをする場合は、何も隠す必要はありません。自分の現状を知るために、本当のところをきちんといれて下さいね。
何事も予防が必要です。
また、うつ病の予防に関しても、今度、記事にしようと思っています。
これから、本格的に寒い季節、風邪など引かないように注意をして下さいね。