うつ病の診断書の料金が高すぎませんか!?
うつ病関係の精神科の診断書にも種類がありますね。
私は、病院にかかって、4種類の診断書を貰うまで知りませんでした。
あなたは知ってました??
また、その料金が高い…。
ここでは、うつ病の診断書の料金、値段に関して見ていきましょう。
うつ病の診断書の料金が高い
診断書って書いて貰うのに、いくらかかるか知ってます?
わたしが請求した、精神科の診断書は
- 会社を休職する際に提出する「会社提出用」
- 入院した際に、入院費用の請求をする際に提出する「医療保険申請用」
- 自立支援医療受給者証を出して貰うための、「自立支援医療受給者証申請用」
- 障害年金を支給して貰うための、「障害年金申請用」
この4種類を書いて貰いました。
会社提出用の診断書の料金
わたしの通っている病院では、これが一番安かったです。
金額で言うと、3,000円。
これは、「うつ病関係の診断書にも種類があるのですか?」でも書きましたが、記載事項が少ないからと言う理由みたいですが…。ハッキリとは、教えてくれません。
会社に提出する診断書の場合、その病院によっても違いますが、平均的にみると3,000円~5,000円とみておけば間違い無いようです。
内容は、病名と休職期間だけというものが多いようです。
自立支援医療受給者証申請用の診断書の料金
この辺から、診断書の料金は、上がっていきます。
まずは、簡単に自立支援医療(精神通院医療)とは…
自立支援医療(精神通院医療)は、精神疾患(てんかんを含む)で、精神科などへ通院する必要がある方のために、通院時にかかる医療費、この自己負担額を軽減するためのものです。
■この自立支援医療の対象となる方に関して
- 統合失調症
- うつ病、躁うつ病などの気分障害
- 不安障害
- 薬物などの精神作用物質による急性中毒またはその依存症
- 知的障害
- 強迫性人格障害などの「精神病質」
- てんかん
など
■医療費の軽減が受けられる医療の範囲に関して
精神疾患や精神障害、そして精神障害のために生じた病態(病気の具合や病状、容態)において、病院や診療所、または、クリニックなどに入院しないで行われる、外来診療、外来での投薬、デイケア、訪問看護などを利用している方が対象となります。
※精神障害のために生じた病態と言うのは、精神障害の症状である、躁状態、抑うつ状態、幻覚妄想、情動障害、行動障害、そして残遺状態(疾病の初期症状が消失した後も長く障害が残ること)などによって生じた病態のことを指します。
対象外になる医療は
- 入院医療の費用
- 公的医療保険が対象とならない治療や投薬などの費用
- 精神疾患・精神障害と関係のない疾患の医療費
※公的医療保険が対象とならない治療というのは、病院、診療所以外で受けたカウンセリングなどのことを言います。(これも例外はあります。)
■医療費の自己負担に関して
一般の方の場合、公的医療保険(社会保険、国民保険)は3割負担ですよね。この3割負担が1割負担になります。
例えば、医療費が10,000円かかったとして、自己負担額が3,000円、この制度を利用すると1,000円と言うことですね。
また、この1割の負担に関して、金額が高くならないように、1ヶ月当たりの負担には上限が定められています。
この上限は、世帯の所得収入などによって変わってきます。
ここで言っている、世帯とは、通院している方と同じ健康保険に加入している方になります。
世帯の所得と自己負担上限月額に関しては、次の通りになります。
・生活保護世帯 上限月額 0円
・市町村民税非課税世帯であって
受給者の収入が80万円以下 割合 1割 上限月額 2,500円
・市町村民税非課税世帯であって
受給者の収入が80万円以下 割合 1割 上限月額 5,000円
・市町村民税235,000円未満 割合 1割 上限月額 医療保険の自己負担限度額が上限
・市町村民税235,000円以上 自立支援医療の対象外になります
統合失調症などで、長期間に渡って医療費が高額な治療を受けなければならない場合は、1ヶ月当たりの負担限度額は低くなります。
上記、自立支援制度に関しての情報は、厚生労働省の「自立支援医療(精神通院医療)について」を参考にしています。
より詳しくは、厚生労働省の自立支援医療、5の「精神疾患で通院による精神医療を続ける必要がある病状の方に、通院のための医療費の自己負担を軽減する制度があります」のPDFを参照して下さいね。
で、肝心の診断書の料金ですが、わたしの場合は、自立支援に関しては、5,000円でした。
また、診断書の様式は、病院の方で用意してくれていました。
役所のホームページなどに様式がありますので、ご自身の市町村のHPを参照してみて下さいね。
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障害年金用の診断書の料金
この障害年金用の診断書は、日本年金機構の書式がありますので、それを使います。
ただ、病院によっては、パソコンで管理できるように、病院側で日本年金機構の書式をエクセルなどで作っていると思います。
少なくともわたしが通っていた病院では、そうでした。
障害年金の診断書って、項目が結構多いです。
そして、この診断書で、障害年金が出るかどうかが決まってきます。
そのせいかどうかは、分かりませんが、診断書の料金は高額です。
1枚10,000円。
この料金が高いのか安いのか…。
この診断書で、障害年金の等級と支給金額が決まります。
障害年金が出ないのに10,000円は、ちと痛いですけどね…。
たぶん、この数字が平均値だと思います。
全国的では、10,000円~20,000円のようです。
医療保険申請用の診断書の料金
入院保険などの医療用保険の診断書に関して、これも高いですね。
金額は、障害年金と同じ10,000円。
でも、確実にその何倍もの値段で返ってくるので、そんなに痛くはないですけれどね。
ご自身が入っている、保険によって保険金は、変わってくると思います。
診断書の料金は、一律だと思います。
全国的に見ると、これも障害年金と同じく、10,000円~20,000円のようですね。
やはり、こうして見てみると、お金が絡むものに関しては、金額が高いですね。
診断書1枚。
これで、人生を変えてしまうこともあります。
独り言
今回の記事は、先日書いた、
の金額版になります。
精神障害の診断書は、簡単には、出してくれないようです。
ただ、乱発するようなクリニックも存在しているのは、確かです。
でも、そのようなクリニックは、患者さんからも日本年金機構などからも、そっぽを向かれる日が来るのではないでしょうか?
1週間に1度通われている人、2週間に1度通われている人、また1ヶ月に1度通われている人。
いろいろだと思いますが、やはり医師との意思疎通が大事なのではないかと思います。
ちゃんと正直に、今の現状を話をすること、これが凄く大事だと思います。
それによって、この先の治療方針が決まっていくのですから…
早く治るも治らないも自分次第だと思います。
また、薬物療法だけでなく、認知療法などを併用して行くと、劇的な効果をあげることもあります。
必ず良くなりますよ。
わたしも寛解したとは、言えませんが、確実に良くなっています。
早く、薬も切りたいのですが、簡単にはいかないようです。