うつ病になった同棲中の恋人との接し方を考える
いま同棲している、恋人がうつ病になってしまった。
そんな時、あなたはその恋人と、この先どう接していきますか?
態度を変えますか?
別れを考えますか?
一生添い遂げますか?
その対応は、様々だと思います。
また真剣に考えないといけない部分だと思います。
お互いの幸せのために…。
同棲中の恋人がうつ病になったら
もし、あなたの同棲している恋人がうつ病になったら、どうします?
暖かく見守ってあげることは出来るでしょうか?
うつ病は、正直外傷がないので、なかなかその本人の辛さを分かってあげることが出来ない病気です。
ちょっと先日書いた記事と、重複する部分がありますので、良ければ、
と言う記事の中に、うつ病ってどんな感じなのかを書いてありますので見て頂ければ幸いです。
うつ病は、必ず改善する病気です。
そして、ありふれた病気でもあるんです。
うつ病患者の数は、欧米よりは低いのですが、日本でも生涯で約15人に1人、そして過去12ヶ月では、約50人に1人がうつ病を経験していると厚生労働省が発表しています。
多いですね。
ただ、実際には、うつ病にかかっている人の1/4程度の人は病院に行かれていますが、残りの3/4は、うつ病の症状が出ていても、それが病気であると気づかなかったり、精神科や心療内科への受診を拒んでいたりして、医療機関の受診を受けていません。
なので、隠れうつの人がまだまだいると言うことですね。
そんな中で、うつ病と診断され、何らかの治療を受けられている方は、幸せなのかもしれません。中には、自分がうつ病だと言うことを隠していたい人もいます。
私もどちらかというと隠していたい方でした。
でも、初診の次の受診日には、入院でしたので、隠しきれずに…。
結局は、会社を辞める方向を取りました。
いまでは、ちょっとだけ後悔していますが…。
ちょっと話がズレましたが、同棲相手がうつ病になったら、でしたね。
最終的には、ご本人が決めることですが、出来れば、付き添っていてあげて欲しいなと思います。
そして、一緒に「うつ病」に勝って欲しいなと思います。
そうすれば、さらにお互いの絆が強くもなりますよね。
環境が急に変わるのも、この病気はあまり、良しとしません。
もし、大切なあなたがいなくなったら…。
悲しいですよね。
最悪のケースも考えられます。
日々の状態を出来るだけ観察してあげて下さいね。
そして、誰かが付き添って、早めに精神科医を受診させて下さい。
何らかの指示がでると思いますので、それに従うようにして下さいね。
私も、うつ病が酷いときは、離婚をして離れている、子供たちのことばかり考えていました。毎日泣いていましたね。
そして、もうすべてを否定的に捉えていました。
自分を何かにつけて責めていました。
完全に考え方が偏っていたんですね。
だから、何度も何度も自殺を考えました。
無気力です。
その時は、家族がいなくて良かったなと思いました。
迷惑を掛けなくて済みましたので…。
入院中は、実家の父や母、妹が、片道2時間半をかけて、わざわざ面会に来てくれました。いま考えるとありがたかったですね。
当時は、その感謝の気持ちも、あまりありませんでしたけど…。
でも、どこかに自分を待っていてくれる人がいると思えるだけで、何とか死なないでここまで来ました。
感謝ですね。
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同棲中のうつ病の恋人に出来ること5項目
同棲中の恋人に、自分はなにが出来るのか?
あまり深刻にならず、普段通りに接する方が良いと思います。
反対に、明るくされたら、困ってしまいます…。
何で、自分は…、と考え自分を責める事になることもあるかもしれません。
ここでは、簡単に5つだけあげておきますね。
まずは休養させること
これって、すごく大事なことです。
うつ病は、心身のエネルギーがなんらかの形(ストレスなど)で、低下した結果、脳が司る基本的な機能が低下して、感情をうまくコントロール出来ない状態ですね。
この心身のエネルギーをガソリンに例えるとしましょう。
もし、ドライブに行って、ガソリンを補給しないで、走り続けるとどうなるでしょうか?
ガソリン切れになりますよね。
ガソリンがなくなった状態で、走り続けようとしても、車は動いてくれません。
まさに、このガス欠の状態が人間のうつという状態なんです。
もし、ガソリンがなくなった事に気づいた、運転手や助手席の人がやることは何でしょうか?
そうですね。
ガソリンスタンドを探し、ガソリンの補給をしますね。
うつ病も、これと同じです。
まずは、休養して、足りなくなっているエネルギーを補給しなければいけません。
また、単なる休養だけでは、エネルギーが十分に補給できないときがあります。そのときは、治療薬を使用したり、セラピーを受けたりといった、専門家の力を借りることが必要になります。
ガソリンのない車は、励まされても、怒られても走ることは出来ません。
また、無理をして動かそうとしても、車が壊れる可能性大です。
なので、ゆっくりと休養させてあげましょう。
信じてあげること
うつ病は、治るものと言われています。
期間は様々でしょうが、必ず治ると信じたいですね。
そういうお前はどうなんだ?
と言われそうですが…。
寛解には、近づいています。
でもまだ、完全ではありません。
私は、担当医を信じています。
薬もいろいろと変えて、試してくれました。
量の調整もしてくれました。
でも…。
すぐには、治りませんでしたね。
どうしても長期戦になってしまいました。
それでも、本当に楽になりました。
こうやってパソコンにも向かえるようになりましたし。
これだけでも、私にとってはありがたいことです。
文章は支離滅裂なこともありますが、本当に嬉しいですね。
家族や恋人が信じてあげないと、うつ病の本人は本当に辛いです。
周りから見ると、怠けているようにも見えることもありますが、恋人なら分かるのでは、ないでしょうか?
あなたは、知っていますよね。
うつ病になる前の状態を…。
信じてあげて下さい。
薬の管理を忘れずに
うつ病の重症期になると、頭が全く働きません。
なにもしたくありません。
人との会話も面倒になります。
こんな状態ですから、自分が飲むべき薬のことも忘れてしまうことさえあります。
私も未だに忘れます…。
なので、薬をきちんと飲んでいるのか、確認してあげるといいと思います。
途中で勝手に止めたりすると、症状がより酷くなることもあるので、注意が必要です。
押しつけない
- 食べなければ、元気になれないよ…。
- 気晴らしに外に出たらいいよ…。
- ちゃんとお風呂に入らないとね…。
- 運動しないと体に悪いよ…。
本人は、そうしたいのは山々なんです。
でも、出来ないんです。
本人がやる気になれば、自然とやります。
無理にやらせるのは、逆効果になります。
いまは、休養を優先しましょう。
自殺は絶対に阻止する
先にも挙げたので、くり返しにもなりますが…
- 自殺をほのめかすような言葉を口にする
- 自傷行為をする
- 遺書めいた物を書く
- 自殺のための道具(ロープや包丁など)を用意する
- 急に身辺整理をする
そして、なるべく早くに病院に連れて行った方が良いです。
このときばかりは、待ってはいられません。
必ず一緒に病院へ行きましょう。
そして、先生と相談すると良いと思います。
そうすれば、少しは安心感が戻ってくるのではないでしょうか。
独り言
うつ病の恋人も辛いですが、一緒にいる自分も辛いですよね。
心配でならないと思います。
でも、側に居てあげるだけで、それだけで良いんです。
恋人が話し始めたら、それをじっくりと聞いてあげれば、それだけで楽になると思いますよ。
自分もうつ病にならないように、ストレスにならないように気を付けて下さいね。
恋人のうつ病が早く良くなることを祈っています。