うつ病になったけど家族に相談できない!どうすればいい?
自分がうつ病になったとき、あなたならどうしますか?
家族がいる方は、家族に相談されるでしょうか?
私は、家族に相談出来ませんでした。
返ってくる答えが大体分かりましたから…。
うつ病になったら家族に相談する?
これって結構難しい問題ですよね。
家族には、心配をかけたくないですし、自分がうつ病になるなんてと思う部分もあるでしょうし…。
私の場合は、うつ病と分かった時点では、誰にも相談できませんでした。
家族にうつ病への正しい認識がないと思っていましたから…。
一応、看護師をやっている妹には相談しました。
入院する数日前でしたけれど…。
私、たぶん、妹と子どもたちがいなければ、生きてなかったかと思います。
死ぬ勇気がなかったこともありますが、3人の存在が非常に大きかったです。
妹には、一生かかっても受けた恩を返せないかもしれません。でも、出来ることはしていこうと思っています。
父や母には、もちろん心配はかけたくありませんでしたし、うつ病という病気に関して知識がなかったことと、昔から異状に厳しかったものですから、未だに完全には心は開けていません(汗)
もう、父親も80歳を過ぎたので、息子として、長男として、今までの恩返しをして行かなければいけません。
あと、何年顔を見ることが出来るのか…。
そんな年齢になりました。
他にも理由がありました。
- 会社に迷惑かけたくない
- うつ病という病気に対して、まだまだ理解が足りない
- 精神病院にかかっていると知られたくない
- うつ病は、所詮甘えでしょと思われる
etc.
病院にかかるのも引け目を感じていましたが、自分ではどうすることも出来ませんでした。
どんどん自分がバカになっていくという思いが日々強くなって行って…。
当時は、本当に苦しかったですね。
今は、色々と相談窓口があるので、いいなと思います。うつ病になった当初は、そんな窓口すらあることも知らずに、ネットで検索すらしなかったですね。
あなたもぜひ、一人で悩まずに、相談窓口を利用しましょう。
うつ病を家族に相談するには?
自分の現状を理解してもらわないといけません。
自分が今、どのような状態になっているのか、仕事は?家庭は?
入院することになったら、どうしたって、相談が必要になります。
色々と助けてもらわないといけないこともあるでしょう。
各々の立場で違うと思いますが、家庭の主婦であれば、家事・洗濯・掃除・子育てなど、一人では、にっちもさっちも行かなくなります。
そんなとき、身近にいる旦那さんや、義母、実の両親や兄妹などに助けてもらわないといけないことも多くなるでしょう。
そのためには、今のご自身の現状を理解してもらわないといけません。
たぶん、私と同じように、話をしても理解はしてもらえない、そう思っている方も多いと思います。
でも、自分が動けなくなる前に、少しでも初期のうちに話だけでもしておくと良いと思います。
まして、仕事を持っている方なら、その立場によって状況は変わってくるでしょうが、早め早めに上司などに相談しておくべきでしょう。
欠勤や遅刻が続いて、仕事に支障をきたす前に、話しておいた方が良いと、私は思います。
それが、簡単にいかないんだよ。
と仰る方もいらっしゃるでしょう?
でも、自分が責任ある立場であっても、また自分がいなくとも自分が思っているよりも会社って回っているものです。
私は、入院したときにそう実感しました。
自分がいなければ、と一生懸命無理をして頑張っていたことがバカらしくなるほど…。
うつ病に関して、会社に相談することで、自分の立場が…。
と考える人も多いでしょう?
でも、そんなところで、しがみついていても病状がどんどん悪化したら、反対に迷惑をかけることになります。
私は、自分の地位の事を考えはしましたが、決断しましたね。
会社を長期で休む時点で、自分の居場所はなくなると思っていました。
でも、会社も考えてくれていたんですよ、他の部署で働ける環境を用意してくれていたんです。
有り難かったですね。
なので、尚更、申し訳ない気持ちが強く出てきて、自分の存在価値を考えました。
結局は、自殺もせず、少ないながらも障害年金で、切り詰めれば、なんとか生活が出来る状況でしたので、会社を辞めました。
それで、後悔をする日が来るのですが…。
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独り言
うつ病になったことを家族に相談するかしないか?
どちらにしても、是非はあると思いますが、少しでも自分の心の負担を軽くしておいた方が良いと思います。
うつ病は、何度も書きますが、外傷がないので、人には分かってもらえません。
また、うつ病患者同士で仲良くしていても、決して良い方向には行きません。
病院に入院した日に、看護婦長から言われた言葉があります。
「患者同士で連絡交換はしないこと」
引っ張り合う可能性が大きいからと言うことでした。
確かに、外に理解してくれる人が少ないから、同じ病を抱えている患者同士なら、分かってくれるだろう。
そう思うのも無理はありませんよね。
普通の考えだと思います。
でも、やっぱり引っ張り合ってる人が多かったです。
自分が辛いとき助けてくれと、その相手に連絡をし、また反対に相手が辛いとき、「助けて欲しい!」と連絡を入れる。
それのくり返しをしている子が多かったです。
特に若い年代の子に…。
私は、個室に入院させてもらっていましたので、あまり他の入院患者さんとは、話もしませんでしたし、食事も自分の部屋でしか摂れませんでしたから、そんな事に巻き込まれることはありませんでした。
今では、本当に個室を借りて良かったと思っています。
リワークなども、ほんの少しで、行くことを止めました。
と言うか、行けなかったんですね。
通院以外、カーテンも閉めっぱなしで、引きこもりでしたから…。
その時に、もっとちゃんとリワークに通っておけば…、と今では、ちょっとだけ後悔しています。
そうしたら、もっと早くに寛解出来たのかな?
と思ったりして…。
でも、確実に良くなっているのは、確かなので、焦らず地道に治して行きます。
今では、家族も少しは理解を示してくれています。
が、父親は変わりませんね…。
人の心を傷つけるような言葉や態度は、変わりません。
もう、仕方ないと諦めていますが…。
一応、父親なので、粗末な扱いも出来ませんし、辛いときは、絶対に連絡はとりません。
電話にも出ません。
出ないと、また怒るんですけどね^^