うつ病の診断書にも種類があるのですか?
うつ病の診断書。
その病院によっても、診断書の種類って違うのでしょうが、今回は、わたしが通っている病院での診断書について書いてみたいと思います。
料金に関しては、
を参照して頂けると幸いです。
うつ病の診断書の種類
うつ病で出される診断書って、主に4種類かと思います。
- 会社提出用
- 自立支援医療受給者証申請用
- 障害者年金申請書
- 医療保険申請書
上記4種類が、うつ病に関する診断書になります。
会社提出用
会社提出用は、あまり書くことがないように思います。
病状を書いて、休職期間を書いて終わりみたいな感じですね。
ただ、この診断書、初診では出ないことがほとんどです。
初診の段階で診断書を発行する病院って、あまりないのではないでしょうか?
うつ病は、最低2週間の様子見をすると思います。
わたしの場合は、もう初診の段階で、即入院と言われましたから…。
診断書も発行して貰いました。
ただ、即日は出してもらえません。
これは、他の種類の診断書でもそうなんですが、早くて2週間はかかると思います。遅いと1ヶ月待たされます。
こちら側からすると、診断書一枚で?と思うのですが、その仕組みはよく分かりません。でも、これはわたしの通っている病院に関わらず、精神科では、普通のようです。
わたし、その前は腰が痛くて、ずっと会社を休んでいました。
椎間板ヘルニアだと言われて…。
その時は、腰痛で会社を休み、診断書を整形外科で書いて貰いました。
整形外科では、その日に診断書が出来たんですけれどね。
個人病院でした。
大きな病院では、病名にかかわらず、診断書は最低でも1週間は待たされるようです。
自立支援医療受給者証申請用
うつ病などの精神疾患の病気は、期間が長くかかるので、患者さんの経済的な負担を少しでも軽くしようといった目的で作られたのが、自立支援医療です。
この自立支援医療を利用すると、精神科へ通院する際に、経済的な負担がすごく大きく軽減されます。
実際に、わたしもこの制度を利用させて貰っていますが、本当に助かっています。
1割で済みます。
普通に心療内科や精神科に通うと、4,410円、保険を使って3割負担で、1,200円ほどかかるのですが、これが450円で済みます。
薬代に関してもそうです。
抗うつ薬などは、思った以上に高いので、この制度がなければ、病院へ通うことも出来なかったと思います。
わたしが処方されている薬は、睡眠剤などを含めて、現在も8種類ほど処方されています。これでも大分減ったんですけれどね…。
その料金の支払いが2,450円で済んでいます。
と言うことは、24,500円かかっていると言うことですね。
3割負担でも、7,350円ですよね。
それが、自立支援医療受給者証を持っていると、1割の2,450円です。
この制度を知らない方もいるのではないでしょうか?
病院のソーシャルワーカーさんが教えてくれるところが多いと思いますが…。
この制度だけは、絶対に利用した方が良いです。
本当に生活に響きますから…。
障害者年金申請書
うつ病の患者さんや、家族の方は、ご存じの方も多いかと思います。
「障害年金」
これは、身体的に障害がある人だけでなく、精神疾患にも適用されます。
うつ病、躁うつ病、統合失調症などが対象になります。
でも、これは、誰でもが支給されるわけではありません。
支給要件として
- 国民年金に加入している間に初診日があること
- 一定の障害の状態にあること
- 保険料がきちんと納付されていること
1.国民年金に加入している間に初診日があること
20歳前、そして60歳以上65歳未満の間は、年金に加入していない期間になりますが、この間に、日本に住んでいて、初診日がその期間であってもそれを含みます。
2.一定の障害の状態にあること
これは、精神疾患で「日本年金機構」が定める、障害と認められる状態のことなのですが、一応定義付けされてはいますが、少し分かりづらい部分ではありますね。
要は医師の書いてくれる、「診断書」の内容次第となることが多いです。
他には、「就労・病歴申立書」。
これらの整合性と、現在の障害の状態がどれくらいであるか?という部分で判断されます。
診断書と就労・病歴申立書がしっかりしていれば、日本年金機構でもきちんと認定してくれるはずです。
最近では、不正受給とまでは言いませんが、安易に診断書を発行するクリニックもあるようです。
また、申立書も社会保険労務士に頼むと通りやすいなどと言われているようですが、これもあまり信憑性はないかと思います。
一番は、担当医師の診断書の内容で決まります。
ただ、病気の状態を悪く書いてくれることは、無いでしょう。
以前に診断書を出していた場合は、またちょっと事情が変わるのでしょうけれど…。
ここでネックになるのが、就労・病歴申立書だと思います。
これは、自分で書かないといけないのですが、うつの酷いときにきちんと自分で書けるかどうか…。
でも、心配しないでも、大丈夫です。
病院には、相談窓口として、ソーシャルワーカーさんがいるのですが、その担当のソーシャルワーカーさんが、相談に乗ってくれます。
そして、書き方も教えてくれるので、自分でも申請が可能です。
心配でしたら、家族の方に付き添って貰って、一緒に書き方を聞くと安心だと思います。
それと、安易に社会保険労務士さんに頼むのもどうかと思います。
結構な金額が動きますよ。
これは、あくまでも例ですが、着手金に1~2万円、成功報酬が受け取り年金の一月~二月分を取られるようです。
この金額は、大きいです。
出来うるならば、多少無理をしてもご自身で書かれた方が良いと思います。
それと年金事務所(日本年金機構)の方も協力的ですよ。
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障害年金は、1級、2級、3級と等級が分かれています。
この等級によって、金額が変わります。
だから、皆さん、必死になって2級を勝ち取ろうとする部分でもあるんですね。
障害年金には、障害基礎年金と障害厚生年金があります。
障害基礎年金は、2級までしかでません。障害厚生年金は、3級まであります。
ただ、認定されるには、それなりの目安があったりします。
この等級にしても、最近までいろいろと物議を醸し出していましたね。
地域によって等級の格差があると…。
記憶にも新しいのでは、無いでしょうか?
公平に進めていただきたいものです。
1級の場合…精神障害を認め、身の回りのこともほとんど出来ないので、常時援助が必要。
2級の場合…精神障害を認め、日常生活における身の回りの事も、多くの援助が必要。
3級の場合…精神障害を認め、家庭内での日常の生活は出来るが、社会生活には援助が必要。
どうでしょう?
もっと細かい取り決めはあるのですが、あなたは、何級に相当すると思いますか?
結構、2級の壁は高いかもしれませんね。
その辺は、やはり担当医の判断と、通院時のあなたの状況で決められます。できるだけ正直に申告をするようにした方が良いかと思います。
ウソをついて、等級を上げてもらっても、もしバレたら不正受給となって、捕まります。
3.保険料がきちんと納付されていること
これは、言わずもがなですね。
保険料を納めていなければ、年金は支給されません。
これは、障害年金だけではなく、老齢年金にも言えます。
まず障害年金の場合は、初診日の属する月の前々月までの直近1年間保険料を未納した期間がないことが大原則です。
そして、例えば、うつ病になったとして、初診日の前日に、うつ病初診日の月の前々月までに、被保険者期間があって、被保険料の納付済み期間、また保険料を免除されていれば、その期間とを合算した期間が被保険者期間の3分の2以上であることと定められていますので、これに該当しない場合は、障害年金自体を受け取る資格がないことになります。
20歳前に初診日があった場合は、これに関しては、不要要件になります。
医療保険申請用
うつ病などの精神疾患で入院などした場合、入院保険に入っていると保険金が出ます。
たぶん、ほとんどの保険会社さんで、いまはうつ病も対象となっていると思うのですが、うつ病などの精神疾患では、入れないところもあるようです。
今一度、ご自身の保険契約を見直す必要もありそうですね。
この入院費用の請求のために必要なのが、医療保険申請用の診断書になります。
結構高額です。
わたしが入っていたのは、ア○ラックだったのですが、非常に対応良くして頂きました。
二口入っていたので、その分全額出ました。
一口5,000円、二口だったので、一日10,000円。
本当に助かりましたね。
入院費用をまかなった上に、少しお小遣いが出ました。
それで、プリンターなどを購入させて頂きました。
あなたが入っている、いまの保険、うつ病に対応していますか?
保障内容を確かめておく必要がありますね。いつ、入院になるかもしれませんので…。
わたし、いまは医療保険には、入っていません。
でも、金銭的に苦しかったとは言え、引き続き入っておくべきでした。
こういう年代になって特に思います。
保険は安心料だと…。
いろいろと調べて、これから、また入ろうと思います。
ちょっと掛け金は、高いでしょうけれど…。
こればかりは、仕方ありませんね。
独り言
今日は、診断書に関して、書いてみました。
より詳しくは、また別記事で書いてみようと想っています。
診断書をお医者さんは、特に精神科では、簡単に書いてくれるところは、少ないかもしれません。
まして、初診では、まず無理です。
薬物療法では、最低でも2週間は様子を見ますから…。
わたしは、具合の悪いときは、毎週通っていました。
週一で来るようにとの事で、たぶん、自殺防止とかいろいろな理由があったのだろうと思います。
最近は、月一になりました。
でも、本当は、2週間おきと言われているのですが、引っ越したことを理由に回避して貰っています。
交通費だけでも大変です。
往復で約4,000円。
治療代、薬代よりも高上がりです。
診断書の値段も気になる方もいるのでは無いでしょうか?
次は、
診断書の値段に関して、簡単に書いてみますね。
うつ病に関するお金に係わる記事も書いています。
宜しければ、読んで頂けると幸いです。