うつ病の接し方で禁句はこれ!!って本当なの!?
うつ病になった人に対しての禁句って言われている言葉は、色々とありますよね。
でも、本当にそれが正しいのでしょうか?
私は、最近ちょっと疑問に思っています。
「頑張れ!」と言ったような、励ましの言葉がだめと言われますが、本当にそうでしょうか?
相手のその時の状態にもよりますが、時には、必要な言葉ではないかとも思っています。
ただ、言い方や接し方だけは、気をつけないといけないとは思います。
今日は、ちょっとその辺を見ていきたいと思います。
うつ病の人に対する禁句!これは大丈夫!?
うつ病の人への言葉がけで、禁句とされる言葉がありますね。
よく引き合いに出されるのが、「頑張れ!」とか「しっかりしろ!」「甘えるな!」と言った言葉ですよね。
果たしてこれらが全部「禁句」に当たるのでしょうか?
うつ病の人へ励ましや元気付ける言葉は言ってもいい?
よく言われる励ましの言葉は、うつ病患者には禁句と言われていますが、実際にどのような言葉なのでしょうか?
その言葉が下記のような言葉。
- 頑張れ
- しっかりして
- やればできるよ
- 元気出して
- あなたならできる
- あなたらしくないよ
- 寝てばかりいないで
- ゴロゴロばかりしてないで
- 自分だけが辛いと思わないで
- 私だって辛いんだから
- 甘えてばかりいないでよ
- 怠け病だよ
- もう大丈夫なんじゃない
これらは、うつ病患者にとっては、結構辛い言葉です。
特に「あなたらしくないよ」以下の言葉はきついですね。
なぜなら、本人はもうすでに、一生懸命頑張ってきたからです。
そして、自分の現状もよくわかっていて、周りに迷惑をかけていることも十分すぎるほどわかっているからです。
今まで出来ていたことが、少しもできなくなって、自分でも何が何だかわからない状態だからです。
でも、今を生きているんです。
辛い状態でいても、いつかは必ず治るという一路の望みを持って頑張っているんです。
そして、うつが重い時は、感情が表面に出てきません。
無表情というのでしょうか?
面白い、悲しい、寂しいなどの感情があまり出てこなくなります。
私も全てがどうでもよくなった時がありました。
多くのうつ病患者さんは、自分の感情をコントロールできないことが多いです。
特にうつになりかけの時や少し回復しだした時には、反対に感情が激昂したり、自分を責めたり、最悪の場合、自殺も考えられます。
なので、回復期は一番気をつけなければいけない時期なのかもしれません。
先にあげた、禁句と言われている言葉に関してですが、うつ病でないあなたならどう捉えますか?
うつ病を患っていなくとも、これらの言葉を自分に向けられた時、どのような感情を抱くでしょうか?
一つずつ言葉に出して言ってみてください。
普通の精神状態であっても、これらの言葉を投げかけられたとしたら、あまりいい気はしないのではないでしょうか?
それが、うつ病患者に対してだと…
言いたいことは、わかっていただけると思います。
ただ、全てがダメだと、私は思いません。
うつ病の人に対して、腫れ物に触るような話し方や接し方は、また違うと思います。
一番は、うつ病患者本人の否定的な考え方や自責の念などを、できるだけ刺激しないことが大切になります。
だから、うつ病の人に対して、おそるおそる話したり、接する必要はないんです。
この辺は、すごく難しいと思いますが、できるだけ普段通りに話したり接したりすることがいいのではないでしょうか?
でも、ある程度の観察力が必要でもあります。
そして、なんと言っても、相手を理解しようという、忍耐力が必要になると思います。
うつ病になったからと言って、いつも甘やかしていたら、きっと病気が治らなくなる気がします。
私も、もう約10年、うつ病と付き合っています。
一進一退を繰り返すといった感じでしょうか?
でも、そこには大きな問題が絡んでいることを最近知りました。
「疾病利得(しっぺいりとく)」という言葉があります。
これは、病気でいれば甘えていることができる、病気でいれば楽でいられる。なのでこの病気を治したくない。」
こういう心理が働けば、治らないのも当然ですね。
私も振り返ってみると、この疾病利得という心理が働いていたのかもしれません。
それもいろいろな理由をつけて…。
- この歳だから、どこも雇ってくれる会社もない。
- 働いたとしても、昼間眠くて仕事にならない。
- もし、朝起きられなくて、仕事を休んだら迷惑をかけてしまう。
- この判断力のない状態で仕事をしても、失敗続きだろうから働くのは無理。
- 車がないから仕事先までは通えない。
etc.
こうやって色々と理由をつければ、キリがない。
焦っても、絶望しても、甘やかしすぎてもダメ。
なので、この病気は、本人にとっても、そして周りで見守ってくれている家族や同僚にしても本当に難しいと思います。
うつ病の人に対しての話し方と接し方はこうする
で、本日の本題。
「うつ病の人に対しての話し方と接し方」ですが、これもその時の状態によって、またその人によって変わってくると言えるでしょう。
なかなか難しいですよね。
でも、確実に使ってはいけない言葉は、あります。
それは、あなたが言われたくない言葉。
あなたが不快に感じる言葉は、相手にとっても不快となる言葉と考え良いでしょう。
これは、うつ病の人だけに限った訳ではありませんよね。
相手を追い込むような言葉は厳禁です!
これらの言葉は、「禁句」として認識してくださいね。
それと、うつ病の人は、心も体もエネルギーがなくなっている状態と考えてください。
車で言えば、ガソリン切れの状態ですかね?
そんな時に、さらに頑張れとか、もっとやれとか言われても、まず無理でしょう。
あなたなら、42.195キロを走った後に、100メートルを全速力で走れと言われたら、走れますか?
まず、一般の人が42.195キロを走ることすら難しいのではないでしょうか?
走り終わった後は、もう疲れ切って、ぐったりとして、動けないでしょう?
だから、それ以上に頑張れとは、言えませんよね。
反対に、よく頑張ったねという労いの言葉が出てくると思います。
その気持ちをうつ病の患者さんたちにも持ってあげて欲しいなと思います。
でも、わたし最近思うんです。
「頑張って!」と言ってもいいのではと…
ただ、これは、相手を間違えると取り返しのつかないことになる可能性もあるので、要注意なんですが、あくまで私の個人的な意見です。
この、言っても良い相手は、じゃあどんな人?
ということになるのですが…
うつ病が慢性化した人、と新型うつ病の人には、ちょっとだけ頑張ってみようよと言っても良いのではないでしょうか?
何故なのかに関してですが、慢性化した人に関しては、もう諦めと、治りたくないと思っている人も多いと感じます。
特に、生活保護などで守られている人に多いのではないでしょうか?
これは、決して生活保護を受けている人の批判ではありません。
一例として、生活保護と言っています。
慢性化したうつ病患者さんは、少し頑張ることも必要だと思います。
私もその一人です。
家族・友達で、ある程度信頼関係が築かれていれば、自分がそばにいるから一人で苦しまないでいいからね。
と言った、ニュアンスで一緒に頑張ろうよ!という言葉が有効である場合があるようです。
患者さん側も考え込んでいるだけでなく実際に動いてみようかと、自分の気持ちを切り替えるきっかけにもなるかもしれません。
そして、もう治る段階であるはずなのに、症状が慢性化したり、治りたくないと思っている人には、少しずつ頑張らせることで、現実を直面させる事が有効である場合も多いと思います。
ただ、どんな場面でも、温かく励ますという気持ちを持って接することを、常に頭において頂きたいなと思います。
後は、新型うつ病と呼ばれている人たちに関してですが、従来型のうつ病に対して、この新型うつ病は、自分を責めるのではなく、他人を責める傾向が強いです。
そして、自ら休職を求めてくる特徴があります。
自分でうつ病と診断しちゃったんですかね。
当ブログでもチェックリストに関して、紹介はしましたが…。
今は、うつ病が蔓延しているとは言え、仕事や学校を休みたいがために、うつ病ですというのは、どうかと思います。
私も本当に認めたくなかったですから、自分がうつ病になるなんて、思ってもみませんでした。宣告された時は、本当に辛かったですね。
でも、やっとわかってくれる人に出会えたという気持ちもありました。だから、話をしている中で自然に涙が出て止まらなかったのでしょう。
私も、もう10年この病気と付き合ってきました。
そろそろ決着をつけないといけないと思っています。
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独り言
うつ病って、本当に難しい病気ですね。
お医者さんでも、正直、本当にうつ病だという確信が持てないで治療に当たっている先生方も多いのではないでしょうか?
うつ病と言ってくる患者さんが、今は本当に多くなったと思います。
私が通っている病院では、予約制は取っていません。
なので、私には通いやすいところです。
これで、予約制だとしたら、どれだけ待たされたかわかりませんでしたから…。
実際に、10年前電話した病院のほとんどが予約制で、3ヶ月待ちとか2ヶ月待ちとか言われました。
すぐに診てくれるところは、今の病院しかありませんでした。
探せばまだあったのかもしれませんが…。
でも、これも縁だったんだなと思います。
その時の担当医が本当に良い先生で、診療時間も長い時間取ってくれていました。今では、長くて10分。短くて5分。そんな状況です。
私、多分あの先生に出会わなかったら、また人生が変わっていたろうと思います。
本当にN先生には、感謝以外ありません。
あの先生と、妹、そして子供たちがいなかったら…。
でも、今月5月10日に診察をしてもらったんですが、次回6月の14日に入院に決まりました。
先日も書いたと思いますが、1日のリズムがグチャグチャになってしまっていたんです。
体調があまり良くなく、ずっと1日寝たり起きたりを繰り返していました。
また、食事も変な時間に摂るようになって、また太りました。
夜中に食事を摂って、そのまま横になっていたこの1ヶ月半でした。
入院するまで、まだ時間がありますので、記事の更新はしたいなと思っています。
ただ、体調次第ってところですね。
今日は幾分、体調もいいです。
体の全身に走る痛みもありません。
頭も少しは、はっきりしています。
だから、これだけ長いこと書けたんですが、反対に読む方は大変ですよね(^_^;)
あっ!
それと、まだ家のネット環境が整ってないんです。
OCNでトラブっててネットが開通してないんです。
なので、Broad band wi-fi?とかに仮に申し込んだんですが、それもよく圏外になってくれるんです。
携帯はAUなんですが、部屋の中だとアンテナが一本しか立ちません。
通話をしていても、途中で切れちゃうことが結構あります。
これは、予想外でした。
ネットがないというのは、本当に不便ですね。
相当ストレスを溜めちゃいました。
今月の25日に一応工事の予定になってますが、それもまだ未確定で、はっきりしません。
入院前には、なんとか開通して欲しいです。
ん?開通しても結局は、無駄な料金を払い続けなきゃいけないということですよね。
でも、仕方ありませんね。
こればかりは、自分でどうすることもできません。
あとは、25日工事ができることを祈るばかりです。
入院したら、入院日記でも書きますかね。
でも、見てくれる人がいるのでしょうか?