うつ病の人との接し方が分からない正直疲れる…
最近、うつ病だったり、精神疾患にかかる人が増えていますね。
種類もいろいろとあったりします。
うつ病、仮面うつ病、新型うつ病、軽症うつ病、退却型うつ病、逃避型うつ病…。
そんなうつ病を発症している人との接し方、付き合い方をどうしていけば良いのか、周囲にいる人がわからないことも多かったりします。
そして、別に偏見を持ってはいないのだけれど、一緒にいると、正直疲れるという人もいることは否めません。
私も入院時代、横の繋がり(患者同士)は持たないようにと言われましたね。
うつ病の人といると疲れませんか?
すくなからずとも、うつ病の人と接し方がわからなくて、なんとなく気分が重くなる人もいるでしょうね。
そして、最初から、あまり関わりになりたくないと思う人もいるでしょう。
これは、ある意味仕方がないことなのかもしれません。
あまりにも深い関係だと、自分もうつ病になることも無きにしも非ずですからね。
距離を保って、見守る体制が良いと思います。
「私が何とかしてあげる」という気持ちがあるかと思いますが、それは本人に言わない方が良いと思います。
なぜならば、完全に依存してしまうから…。
本人のためにも良くないと思いますし、自分自身も辛いと思います。
うつ病の患者さんって、誰かに話を聞いてもらえるだけで、安心感を持ちます。
でもうつ状態がひどいときは、自分がわからなくなることもあるので、昼・夜中に拘わらず、助けを求めて、電話をしてきたりすることがあったりします。
毎日、それだと本当に参っちゃいます。
疲れちゃいますよね。
だからと言って、本人を責めるわけにもいきません。
もし、時間があるのであれば、ゆっくりとお話を聞いてあげるだけでいいと思います。
本当にそれだけで、本人は楽になると思いますよ。
うつ病の人との接し方
これは、前出の記事とも被るところもありますが、ちょっとだけ書いてみますね。
もし家族の誰かがうつ病になってしまったら
まずは、「うつ病」という病気があることを認識してください。
決して、怠け病や、甘えではありません。
そして、うつ病の辛さを少しでも理解してあげてください。
うつ病になると、抜け殻のようになると言っても良いかもしれません。
生命のエネルギーがすべてなくなってしまった。
そんな感じになって、何もできない、生きている意味がないなどと、思うことが多くなります。その状態がひどくなると、自殺も考えるようになります。
どんな人でも、大切な家族が病気になったら、早く治って欲しい。元気になって欲しいと思うはずです。そのためにも、お互いの変化に気づくようにしましょう。
変化に気づいたら、早めにうつ病の治療ができるようにしてあげましょう。
精神科になんか、行きたくないと言われるかもしれませんが、早く良くなって欲しいと、じっくりと話しあってみてください。そして、なるべく早めに病院へ行きましょう。
うつ病は、初期であるほど、治りやすいです。
慢性化してからでは、長期の時間を覚悟しなくてはなりません。
病院へ行ってくれたら、後は、信じましょう。
うつ病は、必ず改善する病気ですと言ってあげましょう。そのためにも、早めの治療が必要だと、わかって貰いましょう。
家族の接し方のポイントは、「うつ病の治療には家族の協力も必要です!」や「夫や妻がうつ病になった!これからの接し方はどうすればいい?」にも、少し書いてありますので、合わせて読んで頂ければと思います。
家族自身が、うつ病は必ず改善する病気であると認識を持って下さいね。
接し方のポイントとしては…
①励ましたり、指示をしすぎない
落ち込んでいて元気がない本人を見ると、どうしても元気づけたくなりますが、励ましの言葉は、本人を余計に追い込むことになりかねません。
励ましの言葉は、「禁句」です。
本人は、元気になりたくてもなれないのですから、辛いですよね。
それと、何もしない本人を見ているとどうしても、小言の一言でも言いたくなりますよね。でも、その辺は病気だと思って大目に見てあげましょう。
本人は、いまのままじゃダメだと思っているのですからね。
追い討ちをかけるような言葉は、逆効果です。
②無理に明るく振る舞うのは止めましょう
周りの人は、明るくする方が良かろうと思っているのかもしれませんが、それは、本人には完全に察知されます。
そうされると、本人のなかでは、自分が家の中を暗くしているとか、自分だけが暗いなどと感じて、自分を責めることが多々あります。
家族の方は、普段と変わらない態度で接しましょう。
③休養を優先、外出を無理に誘わないようにしましょう。
周りの人間は、良かろうと思って、声がけをしているのでしょうが、本人にとっては、外出や運動は、本当に大変な事です。
食べなければ元気がでないよと食事をすすめることも、本人にしてみれば、食べるという行為すらできないようになってしまったんです。なのでこれもあまり得策ではありません。
休養中は、なによりもゆっくり休ませてあげましょう。
④薬を管理する
うつ病の治療では、病院で処方された薬を指示通りに飲むことが重要になります。病院の先生を信じましょう。
本人が指示通りの薬を飲んでいるかチェックするのは、家族の大切な役目になります。薬をちゃんと飲んでいるかをチェックしてあげましょう。お薬カレンダーがあると忘れなくて良いかもしれませんね。
⑤抑うつ状態のひどいときには
家族に、本人から「もうどうしてよいかわからない」「元の自分に戻れないんじゃないか」など、悩みとか苦しさを訴えた場合は、とにかく「大丈夫!」「いまは辛くても必ず良くなるから!」ということをくり返し言ってあげましょう。
そして、黙って話を聞いてあげる事が大事です。
sponsored link
もし会社の部下がうつ病になってしまったら
この辺の事は、詳しく「うつ病の部下との接し方職場の上司はどうすれば良い?」に書いてありますので、そちらを参照して頂けると幸いです。
独り言
うつ病。
本当にやっかいな病気です。本人も気づかなかったりしますからね。
うつ病にかかっていると聞くと、反旗を振り回すような人もいます。
もちろん、本人に直接では、ありませんが…。
陰でコソコソと…。
これは、男・女関係なしです。
そういう人は、そういうものです。
私は、最後まで人間関係で苦しみました。
本当に十人十色です。
正直言って、うつ病の社員がいる会社の上司は大変だと思います。
あからさまに顔には出しませんが、態度に出てしまうことも多いですよ。
ちゃんと、見てる人は見ています。
家族間でも、あまり上手くいってないような状態だと、本人は行き場がないでしょうね。会社からは疎まれ、家族からも…。
相当なストレスと闘っていると思います。
いろいろな家庭の事情があると思います。
そこは、家族全員で力を合わせて、本人には、ゆっくりと休養をあげましょう。