抗うつ薬でよく太ると言われますが薬だけが原因でしょうか?
よく、抗うつ薬で体型が変わった、と言われる方が多いですよね。
私も、確かに太りました。
ベスト体重からみれば、15キロくらい太ってますね。
(2018年7月には、20㎏増えてます…)
私の場合、この太り方は、薬のせいだけではありません。
まず第一に、生活習慣が乱れていたことが原因です。
情けない限りです。
本当にメタボリックシンドローム…。お腹ぽっくり。
鏡を見ることを避けています。
抗うつ薬で太るのか?
うつ病の治療法としての第一は、薬物治療になります。
いま、抗うつ剤の種類もたくさんありますよね。
一般的に、うつ病の場合、睡眠に関しても問題を持っている人が多いです。
なので、抗うつ剤、抗不安薬、気分安定薬、睡眠薬などを併せて飲まれている人が、多いのではないでしょうか?
抗うつ薬の3大効果
抗うつ薬にも種類があります。詳しくは、また薬に関しての記事に書きます。
それぞれに、効果も違います。
抗うつ薬には、3大効果と呼ばれているものがあります。
それは、不安解消・気分高揚・意欲亢進の3つです。
この3大効果を簡単にみてみましょう。
不安解消
不安や緊張、焦燥感などを取り除く。
気分高揚
抑うつ気分を解消して気分を高揚させる。
意欲亢進
思考・行動面の抑制を取り除いて、意欲を高ぶらせる。
の上記3大効果です。
これらに関しては、それぞれの患者さんの症状、年齢、合併症があるかないか、副作用がどれくらいのものなのか、そういったものを考慮して用いられる薬が変わってきます。
なので、一概に不安解消には、この薬。
気分高揚には、この薬とは、いかないようです。
抗うつ薬などの副作用
薬には、多かれ少なかれ、副作用が付きまといます。
一番多く副作用として挙がるのは、口の渇きではないでしょうか?
それと、注意事項もあったりしますね。
その次に挙げられるのは、便秘や排尿障害、眠気など。
そして、この副作用も薬の種類によって変わってきます。
抗うつ薬にも、種類があります。
- 三環系抗うつ薬・四環系抗うつ薬
- SSRI
- SNRI
これらのものが、現在日本で使用されている抗うつ薬になります。
後日、抗うつ薬に関して、実際の名前などを挙げつつご紹介したいと思います。
副作用に関しても、そちらの記事で詳しく書いてみたいと思います。
ここでは、簡単にこんな副作用があるんです。
というものを挙げたいと思います。
三環系抗うつ薬の副作用
この三環系抗うつ薬の副作用に関しては、本当に深刻なものは少ないのですが、以下の副作用が挙げられています。
- 手足のしびれ
- 口の渇き
- 便秘
- 発汗
- 鼻づまり
- 目のかすみ
- 動悸
- 浮腫(むくみ)
これらが体に表れる、副作用になります。
うつ病の薬は、即効性がなくて、効果が現れるまでに最低でも2~3週間くらいかかるのが普通です。
ただ、副作用に関しては、飲んで数日もしないうちに現れます。
なんだか、いつもと感じが違うかなと思う部分があれば、その状態を覚えておくかメモなどをして、次の診察の時に医師にお話をしましょう。
体だけではなく、精神面にも副作用は現われる事があります。
不安、そして焦燥感などが前よりも強くなることが認められています。
これらは、うつ病の症状とよく似ているので、薬の副作用だと思わない方も多いかもしれませんね。
薬が変更になったとき、増量や少量をしたとき、少しでも何か変化を感じたら必ず医師に伝えましょう。
そして、その症状がうつ病からくるものなのか、薬の副作用なのかを判別して貰いましょう。
なかなか素人では、判断ができないと思います。
他にも副作用はあります。
- 眠気
- 手指の震え
- 吐き気
- 胸やけ
- 肝臓機能障害
- 心電図の異常
- 気分が高揚して攻撃的になる
- 立ちくらみ
- めまい
- かすみ目
- 眠気とだるさ
こういったものもみられるようです。
特に攻撃的になるなどは、自分でも気を付けたいですね。
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SSRIの副作用
SSRIは、一般的に従来の抗うつ薬に比べて副作用が少ないとされています。
でも、実際は、ほんのごくまれに、セロトニン神経系に作用することによるいくつかの副作用が報告されていることも確かです。
例えば、意識がもうろうとしたり、手足に震えがきてうまく歩けなくなったりするというものです。
他には
- 吐き気
- 嘔吐
- 便秘
- 下痢
といった、消化器系の症状や眠気といった副作用が現れることもあります。
また、性的なオーガズムの欠如、射精障害なども一部報告されているようです。
SNRIの副作用
この薬の副作用の症状は、三環系抗うつ薬とSSRIの中間くらいのものとされています。
このように見ていくと、副作用というのは、抗うつ薬全般にあるということが分かります。
副作用が現れたとき、最初は辛いですが、薬の効果が出るまで医師の指示通りに飲み続けましょう。
飲み続けられるか、どうかが、今後の治療の成果に大きく左右されると思います。
私も、薬を自分勝手に増やしたり、減らしたりしたことがあるのですが、副作用で苦しみました。
眠気とだるさには、苦しみましたね。
もういくら寝ても、眠いんです。
起きていたいときに、起きていられないというのは、本当に辛いものです。
一番ひどかった時には、背中に虫が這っていて、すごく嫌な気分になって、もう殺してくれ!と叫んでいました。たぶん、そこに窓があったら飛び降りていたと思います。
暗い話ですいません。
ですから、決して自分勝手に、薬の量を減らしたり、増やしたりはしないで、ちゃんと医師の処方に従いましょう。
必ず活路は見えてくるはずです。
抗うつ薬で太る可能性
抗うつ薬によって太る可能性は、あります。
私の飲んでいる薬の副作用の欄にも書いてあります。
「体重増加」と…。
ただ、「体重減少」とも書いてあるんですけれどね。
私が、うつ病になったばかりの頃は、体重が減少していきました。
その時は、まだ休職前だったので体も普通に動けていました。というよりも、仕事で相当ハードに動き回らざるを得ず、仕方なしという感じでしたね。昼食も摂らずに動き回っていましたから…。
休憩なんてまったくなかったんじゃないでしょうか?
当時40代の体には、キツかったですね。
痩せるのは、当たり前だったと思っています。
そして、太ったのも当たり前なんです。
うつ病になり休職をして、一日中寝ていて体を動かさない。
俗に言う「食っちゃ寝、食っちゃ寝」状態でした。
でも、三食食べていたかと言うと、一食だったり二食だったり、ちゃんと食べられずにいましたけれどね。
いくら体脂肪が少なかったとは言え、太るのは当たり前です。
当時は、63㎏ぐらいをキープしていました。
現在は、なんと! 78㎏。(2018年7月は85㎏)
薬の影響ももちろんあると思いますが、やっぱり運動しなくなったのが、一番の原因、そして食事内容ですね。
生活習慣病と自分では思っています。
いまは、完全メタボです。
内臓脂肪が相当付いている感じですかね。
健康診断の結果では、脂肪肝だと言われましたね。
このままだと…。
先生に注意を受けました。
散歩から少しずつ運動をしないといけません。
分かっているのですが、なかなか外に出る気にならなくて…。
結構つらい状況です。
独り言
今日は、うつ病の薬とその薬のせいで太るのかどうか?
を書いてみました。
私、もう随分うつ病と付き合っていますが、この間に歯もボロボロ、体重も増え、筋肉が減り、みっともない体になりました。
昔は、武道をやっていたこともあり、少しだけ体には、自信を持っていました。
いまでは、人にも会えない…。
そう、そうなんです。
人に会えない人になってしまったんです。
格好悪いし、人混みにでると具合が悪くなるし、人と話すと、口の渇きが増すし…。
いろんな事が重なって、どんどん外に出なくなりました。
外に出るときは、病院へ行く時、買い物に行くときだけです。
いまは、病院、歯医者、買い物のときに外に出る。
出たときには、少しずつ歩くようにしています。すぐに疲れて歩きたくなくなるのですが、何とか頑張って歩いています。
でも、これも毎日はできません。
気が向いたときにするようにしています。
まずは、それで良いと自分に言い聞かせて…。
体を動かさないと、本当に動けなくなります。
体が動かなくなると、精神的にも弱くなる気がします。
私は、うつ病を経験して、本当に実感しています。
もう、これ以上悪くならないように、ちょっとだけ頑張ってみます。