うつ病の原因て統計的にみるとどうなんだろう?
うつ病の原因って、様々な要素が絡まってなることが多いです。
なので、一概に言うことはできないのですが…。
少し統計的にどうなっているのか、調べてみました。
が、調べきりませんでした…。
厚労省のサイトも見たのですが、原因に関してのみの統計はありませんでしたね。
他も、いろいろと探しましたが、探しきれず断念しました。
なので、うつ病の原因に関して、少しだけ本を調べたり、自身の経験に沿って書いてみます。
うつ病疾患の原因
うつ病がどのようにして、発症するのか、原因やそのメカニズムに関してまで詳しくは、未だに解明されていないようです。
解明されたらノーベル賞ものかもしれませんね。
うつ病を含め多くの精神疾患は、人間の心(脳)に関する病気なので、内科的な病気や身体的、外科的な病気以上に、本当の原因を探るのが難しい病気だと言われています。
ただ、原因に関しては、一つの事からなっている訳ではないと言うことだけは言えます。
例えば、性格、遺伝、ストレス、生物学的な原因、などを含め幾つかの要因が、複雑に重なりあって起きている病気である事は確かです。
でも、遺伝となるとちょっと恐いですね。
わたしが、うつ病になったと言うことは、もし遺伝であれば、子どもたちにも何らかの影響を与えてしまうと言うことですものね…。
そうでなければ、孫たちに…。
もし、そうなったとしたら、考えただけで恐いです。
うつ病になりやすい性格とは?
昔から、うつ病はうつ病になりやすい性格があって、それが原因なのでは?と指摘されています。
そして、近親者にうつ病が多い家系もあるなどと言うこともあって、遺伝の関係性もあげられています。
でも、性格、そして遺伝だけをうつ病の原因とすれば、患者の数は、一定して変わらないのではないかと思います。
ご存じのように、昨今うつ病になる人が急激に増えている事を考えると、それも正しいとは言えないのではないでしょうか?
ストレスからくる要因
急速に変化が起こっている現代社会では、その変化に対応しようとするだけでも大きなストレスになります。
様々な変化に対応出来る人も多いのでしょうが、実際には対応出来ていない人を数えた方が多いような気がします。
例えば、近親者の死亡であったり、家庭内での多々あるトラブル、病気だったり、離婚、会社の人事異動、そして転勤、仕事上でのトラブル、いま騒がれている、残業や過労などの問題がいろいろあります。
そういった、ストレスがうつ病を発症する、大きな誘因であるとする調査や研究もされています。
でも、問題になってくるのが、同じようなストレスを受けても、うつ病になる人、うつ病にはならない人がいるのは、確かです。
そうなると、単純にストレスだけが原因ではないともとれます。
あと、他にも原因説は、あります。
それが、生物学的な原因説ですね。よく例として出されるものに、脳の中で重要な情報伝達の働きをしている神経伝達物質のセロトニン、ドーパミン、これらの代謝異常が、うつ病と深く関わっているのでは?
と言った説があります。
でも、これも解明にまでは至ってません。
うつ病の原因を突き止めるのは、なかなか難しいものかもしれません。
心因性うつ病
うつ病には、一般的に、「心因性うつ病」と「内因性うつ病」と言われるものがあります。それともうひとつ、「身体因性うつ病」というものも存在します。
ここでは、心因性うつ病に関して。
この心因性うつ病は、何らかのストレスがきっかけとなって発病するうつ病です。
精神的な重圧が原因とされています。
原因別では、この心因性うつ病が一番多いです。
ストレス社会と言われる、現代では、このうつ病の数は増加の一方です。
この心因性うつ病は、原因と思われるものや症状によって、「神経症性うつ病」「疲弊性うつ病」「反応性うつ病」の3つのタイプに分けられます。
神経症性うつ病は、本人は無意識のまま精神的な葛藤が絡んで起こるものです。なので、本人は原因を自覚していないのですね。
そして、不思議な事に、自分だけは大丈夫と思い込んでいる人が多いです。
まあ、わたしもその一人だったのですが…。
なので、治療もやっかいで長引く傾向にあります。
疲弊性うつ病は、長期間の心理的なストレスによって生じるもので、こちらも長引く場合が多く治りづらいです。
反応性うつ病は、比較的原因がシンプルで、特定のストレス、そして体験によって引き起こされます。なので、その原因さえ解決すれば、治りやすいタイプです。
ほとんどの人が、本当に自分がうつ病だなんて、思っていない人が多いのだと思います。
たぶん、今思い返すと、わたしはもっと若い頃からうつ病だったような気がします。でも軽かったんだと思います。
また、それが自分の性格だと思い込んでいましたから…。
内因性うつ病
内因性うつ病ですが、一般的に、あくまでも一般的にですが、体質や遺伝が原因では、ないかと言われています。
内因性うつ病と言われるものの多くは、くり返し起こることが多いです。
なので、循環性うつ病とも言われます。
先に挙げた遺伝に関してですが、この辺はまだまだ解明されていない部分ですが、うつ病の患者さんの家系をみると、うつ病の素質を持つ人がいるのも確かです。
わたしの場合は、祖母が精神病でした。
以前にも書いたと思うのですが、勝手に人の家に上がり込んだり、殺される助けてと隣近所に訴えにいったり…。
信じられないことの連続でした。
その度に、両親は謝りに行っていました。
また、わたしと祖母は、犬猿の仲で、あっちのソファーとこっちのソファーで睨み合いをしていたことを思いだします。
なので、遺伝的に受け継いでいると言う事が少しはあるのかも知れませんね。
例えそうでなくとも、両親のどちらかがうつ病の場合は、小さい頃から、その姿を行動パターンとして、受け継ぐこともあるかも知れませんね。
よく、子どもは、親の背中を見て育つと言われますから…。
この内因性うつ病は、「二相性(双極性)うつ病」、「単相性(単極性)うつ病」、「退行性(遅発性)うつ病」の3つに分けられます。
まず、二相性うつ病は、そううつ病の事です。
うつ状態とそう状態を周期的に繰り返されるものの事をいいます。
単相性うつ病は、うつ病のなかでももっとも多いタイプと言われています。
うつ状態のみが、一定の期間をおいてくり返し起こるものです。
退行性うつ病は、発症が遅く、中年過ぎに出てきやすい単相性うつ病の事です。
最近では、単相性うつ病や退行性うつ病が増加傾向にあるようです。
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身体因性うつ病
身体因性うつ病とは、原因となる病気が、体のどこかに隠れているうつ病の事だと言われています。
もともと脳やからだのどこかに病気があって、その病気が原因でうつ病になることですね。
実は、この身体因性うつ病は、病気の場所によって、更に細かく分類されています。
脳に病気がある場合は、「器質性うつ病」、体に病気がある場合は、「症状性うつ病」とよばれています。
「器質性うつ病」の原因には、老年痴呆、動脈硬化、転換、脳腫瘍などの病気、他に交通事故などで頭部外傷によって後遺症が出る場合も原因になります。
「症状性うつ病」は、糖尿病、重症の貧血、慢性腎不全、パーキンソン病、消化性潰瘍といった、消化器疾患、結核、インフルエンザ、慢性関節リウマチなど、いろいろな病気が原因となります。
他に、薬によって引き起こされるものもあります。
例えば、各種の痛み止めや抗生物質、抗がん剤、強心剤、降圧剤、向精神薬、副腎皮質ホルモン剤、排卵抑制剤などの副作用として現れる、抑うつやうつ病ですね。
この薬の中でも、やはり長期に渡って飲み続ける薬で、降圧剤やステロイド剤、そして排卵抑制剤などは、うつ病の原因を作ることにもなりますので、注意が必要です。
独り言
今日は、難儀しました。
何となく、うつ病の原因に関して、統計が出ているのかなと思ったのですが、やはり正確な数字を出せないのか、見当たりませんでしたね。
ただ、近いものはありました。
現在の悩みやストレスに関してとか、その原因とか…
でも、具体的なうつ病になった原因と言うものではなかったので、ちょっとここには書かないことにしました。
こうやって記事を書いていると、色々と勉強になります。
でも、本当にうつ病などの精神疾患で病院に通われている方はすごく増えているんですね。
最近は、あの大手の上場会社がやり玉に上がってましたね。
でも、わたしもサラリーマン生活を20年以上続けましたけれど、勤めているときは、休みなし休憩なしなどは、当たり前だと思っていました。
夜討ち朝駆けなんて、毎日のようにやっていましたし、早く帰るなんて考えもしませんでしたね。
新人時代からずっと…。
若い頃ですが、転職をしたとき、不動産屋さんでしたが、給料をもらえないこともありましたから…。
今では、考えられないことです。
もっと、働く側の環境を整えてもらいたいものです。
今回、労働基準局が動いたことによって、少しずつ他の企業も改善されていくと思います。
そうすれば、自殺をする人もきっと減るでしょう。
でも、そういった事すら、わからない会社は絶対にあると思います。
何ら変わらず、ブラック企業として生きていくのでしょうね。
働く側も正規雇用が少なくなっているので、もう限界まで、頑張ってしまうのでしょう。例えそんな環境であっても、甘んじてしまうのでしょうね。
あなたも限界を超えないように…。
祈ってます。